私の祖父が書いた沖縄戦史(1958年出版)、沖縄戦記(1969年出版)では、従軍慰安婦の存在、住民虐殺、集団自決、軍による食料などの略奪が記されています。
この本は、戦時中に警察署署員として見聞きしたことや、戦後に琉球政府社会局長として触れた資料や米軍戦史などをまとめたものです。
県が第32軍司令部壕説明版から「慰安婦」と「軍による住民虐殺」の記述を削除したことについては、疑問を感じております。
この本に記されている戦争の実相をもとに「恒久平和を願う心」、「20万人余の諸霊にささげる心」、「戦争を知らない世代に伝える心」を大事にしていきたいと思います。