山川やすひろオフィシャルブログ

議員活動録
◆H22年6月定例議会(個人質問)
○金城徹 議長
 山川泰博議員。
○山川泰博 議員
 市民の皆さん、議場の皆さん、こんにちは。民主党の山川泰博でございます。
 個人質問の前に所見を述べたいと思います。
 サッカーW杯南アフリカ大会、これにちなんできょうはサムライブルーのサッカーの日本代表に似たかりゆしウエアを着てきました。
 さて、日本代表対カメルーンの試合で日本が1対0で勝利し勢いに乗っているところですが、そのカメルーン戦の日、私は代表質問の所見で日本の勝利を願うとこの場で言いました。結果そのとおりになり、大変うれしく思っております。
 あすは優勝候補のオランダ戦があります。大変厳しい戦いになると思いますが、スポーツはやってみなければわかりません。必ず日本が勝利すると願っております。この場で願えば必ず勝利すると期待しております。
 それでは、通告に基づき順次質問をいたしますが、このサムライブルーのサムライになったつもりで鋭くいきたいと思います。
 1番、安心こども基金について。
 平成21年1月から適用された安心こども基金ですが、設置目的として子どもを安心して育てることができるような体制整備をすること。この条令の失効として、平成23年3月31日に限りその効力を失う。基金に残額がある場合には国庫に納付すること。などがうたわれております。
 しかし、22年度の選定過程で那覇市のやり方について、私は疑問を感じているところがありますので、次の質問をいたします。
 (1)安心こども基金を使った認可保育園の改築補助事業で、対象園決定の遅れが要因で一保育園が「工期との関係で、十分な補助が見込めない」との理由で辞退したと4月13日新聞報道されました。なぜ選定遅れが生じたか伺います。
 (2)改築工事が年度をまたいだ場合、年度末までの工事の出来高に応じて補助する(残りは事業者負担)との説明があったようです。根拠は何か伺います。
 (3)改築補助事業を辞退した一園は、次年度で整備できるよう求めているが、考えを伺います。
 続きまして2番、認可保育園の増改築について。
 平成21年12月定例会で、那覇市の増改築の対象保育園数を増やすべきだと訴えてきました。うるま市や浦添市、南風原町などは財政が厳しい中、その必要性から22年度は2園から3園整備している状況です。現在58園もの那覇市認可保育園があると思います。その中で次の質問をいたします。
 改築対象となる根拠は何か。また、対象は何園あるか伺います。
 次に3番、古蔵中学校グラウンドネットについてであります。
 まず、去る3月30日に仲松議員の呼びかけで浦添市議会と那覇市議会の有志の皆さんが集まり、浦添市の仲西中学校でナイター野球の交流試合を行いました。私は中学校まで野球部でしたので野球も大好きであります。那覇市議会は瀬長清監督のもと、私は先発ピッチャー、1番バッターで臨みました。ちなみに、試合結果はここで公表できません。
 さて、皆さん。市内の中学校グラウンドを見に行ったことがあるでしょうか。私は、今回ほとんどの市内中学校のグラウンドに足を運んでみました。特に、古蔵中学校、真和志中学校については、狭いグラウンドで複数の部活動を行っており、子どもたちはあの環境の中で本当によく我慢して頑張っているなと感心をしております。
 本日は、古蔵中学校の国道沿いにある防球ネットと、野球部とテニス部の間に必要な防護ネットについてであります。
 国道沿いにある防球ネットに関しては、サッカー部が思いっきりボールを蹴飛ばすとすぐ超えていきそうな高さになっています。また、野球部は、国道沿いにホームベースを置き練習しているため、ファウルボールを打ったときにすぐ後ろのほうに国道に抜けるという状況になっております。また、テニス部に関しては、野球部の練習とテニス部の練習が非常に近い場所にあるものですから、送球がそれたり、ファールボールを打ったときにテニス部に当たる危険性があると。非常に危険な状態ですので、以下の質問を行います。
 中学校グラウンドの国道沿いにある防護ネットとテニスコートへの防護ネットの整備について伺います。
 次に4番、奥武山運動公園についてであります。
 ことし4月に沖縄セルラースタジアム那覇というすばらしい野球場が完成しました。野球少年や子どもたちに大きな夢と希望を与えることができると確信をしております。
 さて、野球場の次は陸上競技場の整備の番だと思っております。平成21年9月定例会で私自身の初議会の中で奥武山陸上競技場整備の質問をいたしました。その際の答弁である程度の課題が見えましたので、私は社団法人沖縄県サッカー協会、そしてまた民主党沖縄県連との意見交換をもち、お互いの理解を深めてまいりました。また、5月5日には沖縄タイムスの論壇へ「陸上競技場に夢と希望」というタイトルで掲載をいたしました。この件に関しては、早期実現に向けて全面的に協力していきたいと思います。忌憚のない意見をいただきたく次の質問をいたします。
 奥武山陸上競技場整備の進捗状況について伺います。
 以上、演壇での質問を終えますが、残りは自席より再質問、要望を行います。
○金城徹 議長
 澤岻郁子こどもみらい部長。
○澤岻郁子 こどもみらい部長
 山川泰博議員の個人質問のうち1、安心こども基金について順次お答えいたします。
 (1)の選定については、平成21年度11月19日に那覇市園長会から、精査の上、公平な選定により施設整備計画を求める陳情があり、より客観的な指標を得るためのコンクリートコア強度調査を実施したことにより、その分選定に時間を要しました。
 (2)につきましては、安心こども基金の保育所緊急整備事業の実施期限が平成22年度までとなっており、国から示された安心こども基金Q&Aで、平成22年度中に保育所整備に着手し、平成23年度中に開所が見込まれる保育所整備の場合、平成22年度中の整備費用については基金事業の対象とするとあります。これについては、平成22年度末までの出来高払いになるとの沖縄県の担当部署の確認を行い、説明をしております。
 (3)につきましては、辞退した園から次回のチャンスがあれば配慮してほしいとの要望があったので、来年度以降の補助制度の動向を見ながら、実施計画の中で関係部局と調整していきたいと考えております。
 山川議員の個人質問の2、認可保育園の増改築についてお答えいたします。
 増改築の対象につきましては、昭和56年6月1日以前に建築確認を受けた旧耐震基準の施設が対象となっております。対象となる認可保育園は現在整備中または今年度性予定の保育園を除くと18園となっております。
○金城徹 議長
 新城和範教育委員会生涯学習部長。
○新城和範 教育委員会生涯学習部長
 山川泰博議員の個人質問中の3、古蔵中学校の防球ネット、バックネット及びテニスコートへの防護ネットの設置についてお答えいたします。
 古蔵中学校グラウンドの国道沿いには防球ネットが設置されており、防球ネットはネットが受ける風の強さを計算し転倒しないよう設計されています。
 そのため、既存の防球ネットの上部にネットを追加して高くすると、ネットが受ける風の強さが大きくなり防球ネットが転倒するおそれがあるため、ネットを追加し高くすることは困難です。
 防球ネットを超えるボールの危険性については、教育委員会としても十分理解しており、したがって安全性の確保を図るため、飛び越え防止用バックネット及びテニスコートへの防護ネットの設置等について学校とも調整し、今後検討してまいりたいと思っております。以上です。
○金城徹 議長
 知念覚総務部長。
○知念覚 総務部長
 山川泰博議員の奥武山陸上競技場整備の進捗状況についての個人質問にお答えいたします。
 奥武山陸上競技場整備につきましては、約70億円から80億円の整備費が見込まれており、本市の財政状況から市単独での整備は困難であるため、沖縄セルラースタジアム那覇の整備と同様に、補助率4分の3の高率補助が適用できるよう沖縄防衛局に要望いたしました。しかしながら、現行の補助メニューでは3分の2補助が限度との回答があり、約7億円の市負担増となります。
 そのため、昨年10月に民主党沖縄県総支部連合会の喜納代表に、また本年5月には、民主党本部、内閣府及び防衛省に対して、高率補助の適用による事業採択ができるよう要請を行っているところであり、沖縄県に対しても協力をお願いしているところであります。
 本市に関係する振興事業につきましては、国・県及び本市で構成される県都那覇市の振興に関する協議会が年2回開催され、国や県との調整、協議会等の中で財政支援等の要望を行っております。
 しかしながら、昨年度は一度も開催されなかったため、調整、協議等の進展はございませんでしたが、今後とも、陸上競技場整備が高率補助による国庫補助事業として採択できるよう県都那覇市の振興に関する協議会において要望し、取り組んでまいります。
○金城徹 議長
 山川泰博議員。
○山川泰博 議員
 答弁、どうもありがとうございました。
 それでは、順次、再質問、要望を行いたいと思います。 
 まず、1番目の安心こども基金について(1)なぜ選定が遅れたかということですね。先ほどコンクリートのコア抜き調査をしたという説明がありましたが、ここに文章があるんですけれども、これ以前に21年1月13日付けで那覇市のほうから建替に関する選考についての依頼文が出されています。これには提出期限が平成21年2月13日ということで、2月13日の時点では建て替えをする希望の園が7園、もう既に出されていたと思うんですね。この2月から、仮に10月に目視調査をしたという話を聞いてますけど、その間何も行ってなかったということがまず第一の指摘だと僕は思っています。
 また、コンクリートのコア抜き調査をしたと。公正・公平に選定したかったという皆さんの姿勢は、私は大変評価をしておりますが、この事業は先ほども私言いましたけれども、平成22年度で終わらないといけない事業なんですね。その後ろが決まっている事業の中で、早目に選定を決定することによって園はいろいろな準備ができたと思っています。
 ちなみに、うるま市、南風原町、浦添市、豊見城市、そこに聞いてみると、やはり工期が決まっているので、昨年の12月までにはもう選定をすべて決定していたという回答を受けています。そういう配慮をしてきたという話をしていました。那覇市は、選定決定したのがことしの3月末です。あと2カ月、3カ月早ければこういう事態にならなかったというふうに私は思っています。
 また、知り合いの設計士に工事の工程表というのを聞いてみました。ここに工程表があるんですけど、最低でも14カ月ぐらいはかかるだろうと。内訳が設計の実施積算に約2カ月半、申請に2カ月、解体工事に1カ月半、増改築の工事に約7カ月、合計で14カ月と。仮に仮設の建物を建てた場合には、その建物の解体撤去があるのでそれが約1カ月半ぐらいと。合計したら16カ月ぐらいは最低必要との説明を設計士から受けております。
 那覇市が決定したのは3月末ですから、この1年間ではどうしても工事を完了することができないということで1園辞退したと思っています。それについて答弁をお願いいたします。
○金城徹 議長
 澤岻郁子こどもみらい部長。
○澤岻郁子 こどもみらい部長
 山川泰博議員の再質問にお答えいたします。
 今回の選定の時期について、確かに1年間の工期の中で仕上げるというのは非常に厳しいものがあったということがわかります。  
 今後につきましては、反省するべき点は反省して、このことを踏まえて次回からの事業に取り組んでいきたいと思います。
○金城徹 議長
 山川泰博議員。
○山川泰博 議員
 ありがとうございました。そういう姿勢は、私は大変評価したいと思いますので、ありがとうございます。
 (2)ですね。これに関しても、安心こども基金Q&A、先ほど答弁があったQ&Aを私も見させてもらいました。この中には「事業者負担」という言葉は一言もないんですね。他の市町村のように、前もって選定していれば、そういう事業者負担ですよという話も私はわかるんですが、やはり選定遅れをして事業者負担ですよというふうに言われたら、言われるほうは辞退をしないといけなくならざるを得ないというような状況になると思っています。
 これに関してはどう考えているか、答弁をお願いします。
○金城徹 議長
 澤岻郁子こどもみらい部長。
○澤岻郁子 こどもみらい部長
 山川泰博議員の再質問にお答えいたします。
 この事業の仕組みなんですが、この国との補助制度の中では負担割合というのが決まっております。この安心こども基金につきましては、要するに県から受けますが、国を通して県から受ける予算が8分の6、市が8分の1、法人が8分の1という割合でもってこの事業を実施することになります。もちろんこの事業をするからには、これを前提に園側もこの事業を受けてることになります。
 この22年度中に終了するものに対しての出来高払いというのは、これは国の方針ですので、やはり国の制度の趣旨に基づいた実施になるかと思います。
○金城徹 議長
 山川泰博議員。
○山川泰博 議員
 ありがとうございました。
 私がもし保育園の園長先生だったら、これだけ競争率が激しくて、今断ると次いつ整備できるかどうかわからない状況だと、どうしても初めは受ける方向にもっていくと思うんですね。それで、設計士に確認をしたら、1年ではとてもできないということを言われて辞退したという経緯がありますので、この辺はぜひ。
 この(3)にも先ほど答弁でもありましたように、23年度の実施計画の中に入れていきたいという答弁でしたので、市長、ぜひ23年度の中にこの増改築の園が、今2園ですけど、3園、4園と増えるように、ぜひ検討をしていただきたいと思います。これは要望です。
 次に、2番の認可保育園増改築について。 
 先ほどの答弁では18園あると言ってました。この18園の中には築40年の園が二つ、また46年の園が1園あります。そのほかにも33年から34年もたっている園があるんですね。そういう意味では、18園を2園整備してしまうと9年もかかってしまうんです。そういう意味では、私は2園の整備というのは非常に少ないというふうに思っていますので、そこも予算の確保をぜひしていただいて、3園、4園となるべく早目に整備できるようにしていただきたいというふうに思いますが、それについて答弁をお願いします。
○金城徹 議長
 澤岻郁子こどもみらい部長。
○澤岻郁子 こどもみらい部長
 山川泰博議員の再質問にお答えいたします。
 園の建替事業につきましては、今後の国の動向、そして補助制度の動向、関係部局と調整しながら予算の確保に努めてまいりたいと思います。
○金城徹 議長
 山川泰博議員。
○山川泰博 議員
 ありがとうございました。
 昨年、浦添市内間のアパートの廊下が崩壊した事故、そしてまた首里大名団地の外壁が崩れた事故。これは記憶に新しいと思います。これらの建物は、昭和56年以前に建てられた老朽化が原因だろうと言われています。それを考えた場合に、改築対象園の整備は私は急務だというふうに思っています。
 第一に優先されるのは、子どもの安全確保ですので、ぜひ予算の確保をしていただいて、なるべく多くの園が改築できるように、これも強く要望しておきたいと思います。
 次に、古蔵中学校のグラウンドのネットの件です。
 先日、首里高校のグラウンドとまた首里校石嶺グラウンドの2カ所に行ってきました。首里高校のグラウンドには、ソフトボール部が移動式のこういう防護のネットが観音開きになるような防護のネットがされていて、その上にはボールが上に飛んでも後ろに飛ばないように整備されていました。
 石嶺の首里高グラウンドに関しては、野球部が練習していましたけれども、ワイヤーを張ってそのワイヤーの上にネットをかけて、それもファウルを打ったときにボールが外に行かないようにというような方法もありました。答弁では高くするのは厳しいという答弁でしたので、それはできないにしてもいろんな方法があると思いますので、それに関しても子どもたちの安心・安全に部活ができるようにしてほしいという要望ですから、ぜひ検討をしていただきたいというふうに思います。
 そこで再質問なんですが、万が一道路にボールが出て自動車事故などが起きた場合は、責任の所在はどこにあるんでしょうか。
 お願いします。
○金城徹 議長
 新城和範教育委員会生涯学習部長。
○新城和範 教育委員会生涯学習部長
 山川泰博議員の再質問にお答えいたします。
 防球ネットを越えたボールによって事故が発生した場合は、どこに責任があるのでしょうかという趣旨のご質問なんですが、学校管理下において、例えば授業や部活動中に、生徒の打ったボールが防球ネットを越えて走行中の自動車に当たったり、それが原因で事故を起こした場合、あるいは防球ネットを越えたボールを取りに子どもたちが道路へ出て交通事故に巻き込まれた場合、こういった場合の責任の所在については学校災害賠償補償保険という制度がございますけれども、この保険については、行政である教育委員会の責任でもって加入してございますので、そういった場合の責任は行政側にあるというふうに理解しております。
○金城徹 議長
 山川泰博議員。
○山川泰博 議員
 ありがとうございました。
 あと幾つか質問があったんですけれども、もう時間がありませんので最後に確認だけ。
 澤岻部長、ぜひ子どもたちの安心・安全のために、園の改築事業というのは、私は優先的に進めていただきたいと思いますので、ぜひ23年度に向けて園を増やしていただきますようお願いします。
 以上です。ありがとうございました。

◆H22年6月定例議会(代表質問)
○金城徹 議長
 山川泰博議員
○山川泰博 議員
 市民の皆さん、そして議場の皆さん、おはようございます。山川泰博でございます。
 民主党を代表して質問を行います。その前に所見を述べさせていただきます。
 世界最大のスポーツイベント、サッカーワールドカップ南アフリカ大会が先週から開催され、今日は大会4日目となっております。日本代表は今夜アフリカのカメルーンとの、一次リーグ初戦を迎え、国民の大きな期待を背負い、勝利に向けて力を発揮していただきたいと願うところでございます。当市においても、奥武山陸上競技上がJリーグの試合、サッカーの国際試合が開催可能なスタジウムとして整備されるよう、大きな期待をしております。奥武山陸上競技場に関しては、次に控えている個人質問で質問を行う予定ですので、担当部署の皆さん、よろしくお願いいたします。
 さて、発言通告に基づき質問をいたします。
 まず、1、都市計画道路についてであります。
 (1)市内における長期未着手の都市計画道路、何カ所あるか。
 (2)長期にわたり未着手なのはなぜか。
 (3)都市計画道路で住宅などの建て替えをする場合、どのような規制がなされているか。
 (4)未着手都市計画道路の下水道整備状況はどうなっているか。
 (5)今後の都市計画道路整備予定はどうなっているか。これは新規、未着手分も含みます。
 (6)都市計画道路整備について、該当する地域市民への説明は、今後どのように行う予定か。
 (7)セットバックした私有地の固定資産税は、どのように評価されているか伺います。
 この都市計画道路についてこれまでいろいろ勉強調査をしてきました。
 問題が、多く見えてきています。今回、通告に入れておりませんが、2、3紹介をしたいと思います。
 まず1点目、近年の法律改正で都市計画決定計画段階での取り消し請求ができるようになっているみたいです。これはおそらく市民もわかっていないようですし、当局のほうもわかっているか。これは後で確認したいと思います。
 また行政が考えている受任の限度とはどの程度期間を想定しているのか。これもまた後日確認をしたいと思っております。
 そしてもう1つ、都計決定後に何ら必要な都市計画事業がいまだに実施されていない現状で、この間、計画規制を受けるなど、市有財産の有効利用を制限されてきていると。これに関しては、計画補償請求権というものがあるらしいです。これはおもろまちのマンション問題にも該当するのではないかという方もいました。これも後でまた確認をしておきたいと思います。
 続きまして、2、宇栄原南土地区画整理事業についてであります。
 (1)以前、那覇市に住所を有する5世帯が区域変更のため豊見城市へ編入する案があったが、その後の進捗状況はどうなっているか伺います。
 (2)宇栄原南土地区画整理事業組合の臨時総会で編入問題を切り離し、まず土地区画整理事業を進める方針説明があったようだが、編入問題を解決して事業進行を望む市民の要望がある中、境界変更を決める那覇市としては、どう対応するか。
 (3)豊見城市我那覇後原地域の約140世帯から那覇市への編入希望の意見書が那覇市長と豊見城市長へ提出されたようだが、見解を伺います。
 あとは自席にて再質問、要望をいたします。
○金城徹 議長
 翁長雄志市長。
○翁長雄志 市長
 山川泰博議員の代表質問、私のほうからは都市計画道路についての1点目、2点目についてお答えをいたします。
 都市計画決定後、20年以上、未着手の都市計画道路は、昭和31年の都市計画マスタープランとして決定した路線など、50年以上計画した路線が8カ所、21年ら27年計画の路線が2カ所となり、合計10箇所となっております。
 次に長期にわたって未着手となっている理由についてお答えいたします。
 都市計画道路は、国庫補助対象事業などの予算面、交通処理機能上の必要性等の面から、優先的に整備を行っております。
 十カ所の未着手路線のうち、道路幅員が12m未満で、国庫補助事業の採択要件に不適当であり、事業手法と予算面での課題のある路線が6カ所あります。また道路構造上の見直しや、他事業の連携に問題がある路線が4カ所となっております。
○金城徹 議長
 翁長聡市計画部長。
○翁長聡 都市計画部長
 山川泰博議員の代表質問の一番の都市都市計画道路についての3点目からお答えいたします。
 住宅などの建て替えをする場合の規制についてお答えいたします。
 都市計画法で定められた道路などの都市計画施設の区域内で、住宅などの建築を使用しようとする場合には、都市計画法第53条に基づき許可を受ける必要があります。
 規制内容につきましては、都市計画法第54条により、二階以下で地下階を有しないこと、主要構造物が木造鉄骨増、コンクリートブロック造、その他これらに類する構造であること。また容易移転し、もしくは除去することができるものと規定されております。
 続きまして、今後の都市計画道路整備予定についてお答えいたします。
 都市計画道路の整備につきましては、現在、事業中である石嶺線や牧志壺屋戦の5カ所を優先的に整備しております。
 なお、未着手道路、バス路線や、通学路で子どもたちの安全を確保する道路やモノレール延長に伴い新にできる駅へアクセスするための道路など、新規路線につきましては、総合的に勘案し、国庫補助事業などを活用しながら、事業実施をを行っていく予定であります。
 次に、都市計画道路整備について、該当する地域への市民への説明についてお答えいたします。
 現在、長期未着手道路につきましては、都市計画決定時点と、現在の社会状況の変化に伴い、交通処理機能や、変遷の土地利用、地域の防災・衛生などに寄与するかなどを考慮し、長期未着手道路見押しガイドラインを策定中であります。
 また、見直し対象の一部路線につきましては、住民の意向などを踏まえ、整備の方策、見直しや一部廃止も含めて作業を進めているところであります。それらの作業の中で、各路線ごてとに評価を行い、方向性の素案ができた時点で住民に説明をしていきたいと考えております。
○金城徹 議長
 前原常雄上下水道部長。
○前原常雄 上下水道部長
 山川泰博議員の代表質問、都市計画道路についての、4番目、未着手都市計画道路の整備状況について、お答えをいたします。
 本市における汚水設備整備率は、平成21年度末で認可面積約3,895haに対し、整備済み面積は、約3,454haとなっており、約88.7%の整備率となっております。
 議員ご指摘の未着手都市計画道路地域の下水道整備につきましては、道路整備の着手を待つのではなく、地域住民の良好な生活環境創出を優先し、現況な合わせ積極的に整備を実施をしており、そのほとんどの路線が地域で整備済みとなっております。
 なお、当該地域を含めて、私道の権利者から汚水施設の敷設承諾が得られない箇所、並びに地形的な要員により自然流下方式での汚水施設の整備が難しい箇所か点在しておりますけれども、条件が整い次第、早期整備に向け、鋭意取り組んでまいりたいと考えております。
○金城徹 議長
 渡慶次克彦企画財務部長。
○渡慶次克彦 企画財務部長
 山川泰博議員の代表質問のうち、都市計画道路について7点目のセットバックした私有地の固定資産税は、どのように評価されているかというご質問についてお答えいたします。
 道路に接する敷地をセットバックし、道路として利用している場合には、地方税法で規定する公共の用に供する道路と同様に非課税としておりますが、敷地の一部として利用している場合には、通常の課税をしております。
○金城徹 議長
 翁長聡都市計画部長。
○翁長聡 都市計画部長
 山川泰博議員代表質問かの2番目、宇栄原南土地区画整理事業について順次お答えいたします。
 1点目のその後の進捗状況ついてお答えします。
 那覇市に住所を有する5世帯編入につきましては、去る2月議会後、3月に宇栄原南土地区画整理組合、豊見城市、那覇市の3者で調整を行い、那覇市議会での状況を説明し、平成16年度案を変更して、5世帯が継続して那覇市民となれるよう申し入れを行い、その後、5月と6月の二回にわたり調整を行っております。
 さらに、去る6月7日付けで、都市計画部長名の文書で、改めて5世帯の対応について、豊見城市の考えを求めております。
 2点目の境界変更を決める那覇市として堂対処するかについてお答えいたします。
 宇栄原南土地区画整理組合としては、5月15日の臨時総会で平成16年年度案の説明を行っております。那覇市としましては、5世帯か継続して那覇市民であるよう、境界の変更を申し入れております。
 3点目の意見書についてお答えします。
 那覇市への編入を求めて那覇市のグリーン宇栄原自治会と豊見城市の我那覇後原那覇市編入促進協議会が編入を強く求めるとして意見書を5月27日豊見城市長へ、さらに6月7日付け那覇市長へ提出しております。
 那覇市としましては、豊見城市の対応を見極めたうえで誠実に対応してまいりたいと考えております。
○金城徹 議長
 山川泰博議員。
○山川泰博 議員
 答弁、どうもありがとうございました。
 まず、都市計画について再質問をしたいと思います。
 先ほど答弁で20年以上未着手が10箇所あるということで、今日皆様に配付した参考資料、54年経過している箇所が5カ所、ガーブ川線、楚辺線、泊前島線、古波蔵上線、小禄名嘉地線、そして、50年経過している箇所が桜坂細部街路、首里大中町細部街路、51年経過している箇所が一銀細部街路ということで、50年以上待たされている市民がいるわけです。翁長市長をはじめ、ここにお座りになっている皆さん、ほんとんど50代の方だと思います。中には少し年配の方もいるとは思うんですけれども、ほとんどが50代、この50代の皆さん振り返ってみてください。皆さんが生まれてこの年齢になるまで、市民は待たされているわけです。
 石嶺線、牧志線、真嘉比、古島など多くの事業に着手しているのは、理解しております。しかし、またされている市民がいるということをまずご理解いただきたいと思います。
 私は2月に調査依頼をして、今日までこの10箇所すべての現場に足を運びました。
 中には、廃止していいのではないかなと思う道路、見直しをしたらどうかなと思う道路。そしてまた早急に整備をすべきだと思うような道路、様々であります。市民の声も建物を建て替えする際に、道路に関して縦につくりたかったと。しかし、いろいろ規制がされているということで、仕方なく横向きに住宅を建てたという方もいれば、30年前に父親がアパートを建てたけと、この道路の分、セットバックをしてアパートをここに立てたと、30年たってもいまだに道路ができずに、もし仮に、このセットバックした部分にアパートを建てていれば、今、家賃収入が単純計算をしても、約1億2,000万円はあったのにという声もあります。
 今か今かと期待している方もいれば、半分あきらめている方、またセットバックした土地を買い取ってほしいと要望する方々、意見が様々です。そこで再質問なんですが、長期未着手道路における土地利用について、何らかの規制緩和がかかっているという答弁が先ほどありました。この規制緩和について、許可権者は県にあるということを伺っておりますが、沖縄県へ規制緩和をしてほしいと要望を伝えることばできないか答弁をお願します。
○金城徹 議長
 翁長聡都市計画部長。
○翁長聡 都市計画部長
 山川泰博議員の再質問にお答えいたします。
 今ご指摘の長期未着手路線の道路につきましては、全国的に建築物の規制を緩和する方向が見られております。本市といたしましても、市議会からの要望があることを沖縄県にしっかり伝えて調整を図っていきたいと考えております。
○金城徹 議長
 山川泰博議員。
○山川泰博 議員
 ありがとうございました。
 続きまして、先ほどの答弁でガイドラインを作成中だという答弁がありました。
 このガイドラインは、いつ頃完成して、また市民への説明会は、いつ頃行う予定なのか答弁お願いたします。
○金城徹 議長
 翁長聡都市計画部長。
○翁長聡 都市計画部長
 山川泰博議員の再質問にお答えいたします。
 2点ほどあったと思います。
 長期未着手道路のガイドラインにつきましては、今年度末までに作成をする予定でございます。
 住民への説明をどうするかということでございましたけれども、そのガイドラインの中で、素案ができましたら、来年度から順次住民説明会を行っていきたいと考えております。
○金城徹 議長
 山川泰博議員。
○山川泰博 議員
 ありがとうございました。
 先ほどの答弁でも沖縄県に要請をしていくということで、せひ強く要請をしていただきたいですし、また市民に対しても市民は今この道がどうなるかということをまだだれも理解していない部分がございますので、これも早急にガイドライン作成して、10カ所の地域に対して説明会をぜひ開いていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
 先ほど、固定資産税の答弁がありました。
 セットバックした部分で、公共に要する道路とみなされている部分は、非課税扱いにしているということでしたけれども、実際は、使い道がないから、例えば駐車場代わりにちょっとしたスペースの車を止めている市民もいれば、庭みたいに本当に使い道がないんですよ。道路ではなくて、そういう庭もみたいな市民もいます。そういう方々も、非税なのか、課税なのかということを十分私は説明する。本当に使い道がないんですよ。道路ではなくて、庭みたいな市民もいます。そういう方々も今、非課税なのか、課税なのかということを十分説明する必要があると思います。
 いつの間にか非課税になっている。いつの間にか課税されているという感じで市民はわからない方がいますので、この説明会と一緒に固定資産税の件もぜひ私は盛り込んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、もう1つの再質問、この長期未着手の都市計画道路に面した土地について、先ほどはセットパックした部分だけの固定申請税の話でした。私は、この網がかぶさった部分、法的な規制、制約を受ける状態が長期にわたり続くことになっていると思います。このような状態にある土地の固定資産税については、このような制約を受けない土地に比べて、固定資産税が安くなるのではないかなというふうに考えています。そこで再質問ですが、長期未着手の都市計画道路沿いの土地について、土地所有者が受ける法的な規制、制約を固定資産税評価に反映をさせて、税額を軽減することは、可能などうかについて当局の再答弁をお願いします。
○金城徹 議長
 渡慶次克彦企画財務部長。
○渡慶次克彦 企画財務部長
 山川泰博議員の再質問にお答えいたします。
 長期未着手の都市計画道路誘いの土地にかかる固定資産税についてでありますけれども、土地の固定資産税につきましては、その面する道路に敷設された路線価をもとに行うことになります。
 主要な街路の路線価につきましては、標準となる土地の不動産鑑定評価の7割を基本として決定をし、その他の街路の路線価につきましては、街路の状況公共施設等の接近状況、宅地の利用上の面等を総合的に考慮して、決定しております。
 議員ご指摘の長期未着手の都市計画道路にかかる土地につきましては、固定資産税の路線価の決定の際に、減価要因として反映させることが可能かどうかについて時期の評価替え年度であります。平成24年度に向けて検討してまいりたいと考えております。
○金城徹 議長
 山川泰博議員。
○山川泰博 議員
 ありがとうございました。
  評価見直しができるかどうか検討したいという答弁だったんですけれども、私は、個人的にはこれは見直しをして、固定資産税の評価を下げるべきだというふうに理解をしております。この50年間、市民は損をしているということになると、私は思ってますので、ぜひこの辺は評価を下げて、市民に対してこの市政の姿勢を示していただきたいと思います。
 もう1つなんですけれども、実は各市町村いろいろ調査をしました。長期未着手というのは、ほとんどの市町村がありませんでした。ただ、1カ所だけ。豊見城市ですね。
 これは似たようなケースなんですけれども、区画整理事業がありまして、これが都市計画法での決定が平成6年、16年前です。そして、また区画整理法での決定が平成9年、これが13年間、これは上田地域という場所なんですけど、この区画整理事業を決定をして事業化されていない。今の那覇市の状況と同じケースです。考え方としては一緒だと私は思います。
 このケースで、昨年、不動産鑑定所から意見書が、豊見城市長あてに出ております。この内容は、固定資産評価のための減価率を10%と査定すべしという意見書が出ておりまして、豊見城市はこれを受けてこの区画整理事業決定地域の上田地域を固定資産税評価の減価率を10%にしています。それに対して、那覇市の見解を伺いたいと思います。
○金城徹 議長
 渡慶次克彦企画財務部長。
○渡慶次克彦 企画財務部長
 山川泰博議員の再質問にお答えいたします。
 山川議員から今豊見城市の事例についてお話がありましたけれども、本市も県外・県内、他市町村に電話で聞き取り調査を行い確認しております。本市と同様な長期未着手となっている事例につきましては県内で少なくて、一方で、同じような長期未着手となっている事例、県外の他都市においては、その対応についてはばらつきがございました。
 議員からご質問がありました件につきましては、県外の他市町村で固定資産評価を減価しているところに対して固定資産評価を減価した理由、それからその背景などについて詳しい調査を行って、利用制限に係る減価要因について、不動産鑑定士の意見も聞きながら適切に対応してまいりたいと。そのように考えております。
○金城徹 議長
 山川泰博議員。
○山川泰博 議員
 ありがとうございました。
 ことし固定資産税見直しの3年に1回の見直しの鑑定調査が入るというふうに説明を受けてますので、ぜひこれは不動産鑑定士とも十分相談をして、この網がかぶさっている地域の皆さんがどれだけ還元できるかどうかということを真剣に考えていただきたいというふうに思います。
 次に、宇栄原南区画整理事業について再質問をしたいと思います。
 翁長市長、先ほど都市計画についての答弁、どうもありがとうございました。
 この地域は、本当に30年来問題が続いている地域であります。市長の施政方針の中には、「人が人を支え合う、助け合う、心の結びを大切に。いい暮らしより楽しい暮らし」そして、また「協働のまちづくり、子どもの視点に立った環境づくり」など、市民の目線に立った方針がうたわれております。
 この問題は、この市長のお考えにマッチした問題だと思っています。30年近く続いている問題でありますが、解決できるのは保革を乗り越えて政治をすることができる翁長市長だけではないかなと、私は個人的には思っております。
 市民の代表として、また、これは家族同様にこの問題を考えていただきたい。特に5世帯編入問題は家族にたとえると嫁に行きたくないと言っている娘を手放すようなものだと私は思っています。我那覇後原の方々は、那覇市グリーン宇栄原自治会の賛助会員第6班を構成して、自治会発足時からともに活動している。いわゆる籍はありませんが、事実婚なんですね。もう結婚しているのと一緒だと私は思っているんです。
 家族同様、この我那覇後原の方々は那覇市民だと私は思っております。その家族をしっかり守ってあげるのが父親である市長であり、家族である行政の役目だと思っています。そのことに関して市長の見解を伺いたいと思います。
○金城徹 議長
 翁長雄志市長。
○翁長雄志 市長
 山川泰博議員の再質問にお答えいたします。
 この我那覇地区の問題は、ちょうど私が市長になったときの大きな問題で、そのときの問題は何があったかといいますと、その5世帯を中心として後ろ側に大きな崖があると。高良小学校に通っている子供たちがたくさんいるにもかかわらず、二点何㎞ぐらいの上田小学校にその崖を大回りして行かざるを得ない。しかし、高良小学校に子どもたちを預かっている那覇市とすれば、那覇市の税金で豊見城市民のこの子どもたちを預かるという、大変不合理な話がございました。
 那覇市議会では多くの議員が先ほど話があったように、子どもの笑顔が輝く街と。保革を乗り越えるという話がありましたけれども、これ行政を乗り越えないといかんもんですからね。保守と革新の問題ではなくて、行政を乗り越えていかなければいけないということで、いわゆる上田小学校に二点何㎞ということでやはり子どもたちがかわいそうだと。そして、現に4年生、5年生、6年生に既に子どもたちがいる中で次の幼稚園生が上がっていくという、そういった問題もあったわけであります。
 もっと複雑なのは、高良小学校に行かしたいということで、我那覇地区から那覇市内にアパートに移って、そういった費用も捻出しながら高良小学校に行っている人と、ある意味ではそのままのままで高良小学校に行くというようなものに対しての区別をどうするかなどというのも含めて那覇市の税金のあり方としては大変悩みました。
 そして、結果的には、行政のどうこうというよりは、子どもたちを中心にして考えようということでいわゆる高良小学校に受け入れをしておりますが、この時点におきまして7,800万円ぐらいの那覇市の税金がそういった矛盾を解決するために使われているわけですね。
 そうすると、その子どもたちを中心にしてやった行政、先ほど来この議会ではどこそこにお金を入れればもっと那覇市民の子どもたちも、お年寄りも楽になりますよ、すばらしいことになりますよと言っているんですが、この豊見城市の問題に関しましては、那覇市は7,000万円台のお金を入れて、その子どもたちの教育をある意味で包容しているということになります。
 そうしますと、これからどういうことになるかということでありますが、行政を超えていかなければならないものですから、これはケンカをするとか訴訟をするとかいう問題ではないわけですね。ですから、こういった問題等を含めて話をし、そして5世帯を特に中心としてこの問題を話し合いをさせていただく。その中で豊見城議会も、豊見城市もご理解をいただけるのであれば、これは那覇市としてはそういった方向でやっていきたい。
 これは強引にどうこうという問題でないだけに、なかなか難しい問題を抱えておりますので、そういったいきさつ等を懇切丁寧に話をしながら、この問題がいい形でまとまってくれればありがたいなと。このように思っておりますし、また、その趣旨でこれからも説明をしていきたいと思っております。
○金城徹 議長
 山川泰博議員。
○山川泰博 議員
 ありがとうございました。
 先ほどいろいろアドバイスが飛んでますけれども、豊見城市が了解をすればこの問題は解決に導くと思っています。
 翁長市長は豊見城市長とも中はいいですし、また組合長とも仲村副市長のお父さんですので、十分話し合いをして、この問題が解決につながるようにしていただきたいと思います。
 それともう一つ再質問なんですけれども、平成16年度案というのがありますね。線引きされたこの5世帯が豊見城市に編入するという平成16年度案というのがあると思うんですけど、この線引き、素人の私が考えても、線引きをどうにかして5世帯が那覇市に残る方法というのがあるのではないかと思っているんですね。これを那覇市として残る方法の線引きをしてみて、それで案として豊見城市に提示をするという考えがないかどうか、答弁をお願いします。
○金城徹 議長
 翁長聡建設管理部長。
○翁長聡 建設管理部長
 現在の5世帯の話でございますけれども、現在豊見城市へそのように申し入れをしているところでございます。その受け入れが可能だということであれば、議員ご提案のとおり変更した新しい案を提案できるというふうに考えております。
○金城徹 議長
 山川泰博議員。
○山川泰博 議員
 ありがとうございました。
 ぜひこの5世帯、嫁に行きたくない娘を必ず行かさないようにしていただきたいということと、事実婚になっている我那覇地区の問題も話し合いのもと解決につながっていけるよう、この30年来の問題を解決していただけるようぜひお願いしたいと思います。
 そして、また先ほどの都市計画、道路の未着手も、これに関しても早目に住民に説明会をしていただきたいということと、ぜひ固定資産税の説明もしていただきたい。また、この網のかぶさった部分の固定資産税の評価も下げていただけますよう、お願いして、私の代表質問を終わります。ありがとうございました。

◆米軍発注の建設工事のボンド制度見直しについての投稿文(琉球新報)
 米軍発注の建設工事は、年間700億〜800億円の発注があると報道されています。その約95%が本土の大手ゼネコンが受注しているという。
 こんな理不尽なことがあっていいのでしょうか。
 県内業者は下請け、孫請けで利益のない工事で倒産・失業・自殺者が増え、生活は窮しています。
 米軍発注工事は、リフォームが主で県内業者でも工事ができるにも関わらず、県内に工事完成を保証するボンド(発注者が被る損害を担保)を引き受ける支援制度・機関がないことが、県内建設業者が入札に参加できない理由であります。
 県や市町村はこれまでも県内業者育成の立場から優先発注に努力してきましたが、それでも約4,900社の県内建設業者は、昨今の経済社会状況からして入札チャンスがなく、大変厳しい状況が続き、倒産・失業者が後を絶ちません。
 県との談合問題は、民事調停で大筋合意されたと報道されました。
 しかし今後は、多額の賠償額を支払うという大きな責務があり、引き続き厳しい状況が続くものと思われます。
 県内建設業界は苦しい時代を迎え、血のにじむような厳しさと我慢が余儀なくされます。
 沖縄振興予算は、10年前の年間5,000億円から現在の3,000億円に減少し、本年も16%の減額であります。
 公共事業は年々減少し、県内建設業界の将来が一層懸念され、倒産・雇用問題が改善されないと思うのは、私だけではないでしょう。
 このような中で、米下院本会議は基地を受け入れている沖縄に「感謝」の決議をしたとの事であります。
 去る大戦では、20万余の県民が犠牲になり、現在も米軍の事件・事故・騒音被害が相次ぎ、辺野古移設が日米合意され、感謝と言いながら米軍建設工事では、県内建設業者は入札できず、県民感情は最高潮に達しています。
 米下院で議決するのであれば、基地のない沖縄、事件・事故・騒音のない沖縄、県民生活は各県並に安心、安全な生活ができる沖縄等、ボンド制度を含め、沖縄政策を決議して欲しいものです。
 「感謝はいらない!県民生活が第一だ!」米下院の「感謝」議決や総理の「お礼」表明を県民はどう捉えているのでしょうか。
 沖縄振興予算は年々減少されていますが、沖縄防衛局や国関係機関の県内建設業者の工事受注率は、県や市町村と比較すると大変低い。
 ボンド制度もその一因と理解しているが、その方策は幾らでもあるはずだ。要因を分析し、受注率を高める改善を熱望します。
 この問題は、沖縄防衛局、米軍、米国領事館に熟慮していただき、ボンド制度の早急な見直し、受注率の改善について県民にお答えいただければ幸いです。
 なお、県内建設業界はじめ産業経済団体の奮起を期待します。
                               那覇市議会議員 山川泰博

◆H22年6月議会代表質問通告内容④
④古波蔵上線地域の写真です。
すでにセットバックしアパートを建てています。
セットバックした土地は、建設後も私有地なのですが、アパートが建てられず、空き地同然放置する事になります。アパート収入が無いということです。
 道路が早く整備されれば良いのですが、54年間放置され、その後のスケジュールはどうなるのか?議会答弁がどうなるかですね??
 また約30年前にセットバックしてアパート経営をしている住民からは、もしこの分の家賃収入があれば約1億円の収入があったという意見もありました。

◆H22年6月議会代表質問通告内容③
②楚辺線地域の写真です

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